2024年も残すところ僅かとなりました。現在マンガノでは、出版社の垣根を越えて12社12編集部が一斉審査する、国内最大級の出版社合同マンガ賞「第2回マンガノ大賞」への作品応募を広く受け付けています(〆切は来年1/31まで)。
今回は年末企画として特別に、今年7月に結果を発表した「第1回マンガノ大賞」を振り返ります。まずは第1回の実績を数字であらためてご紹介します。そしてさらに、第1回から審査を務める編集者の方々からもメッセージをいただきました!第1回も審査を務めた「月刊コミック電撃大王」「月刊少年マガジン」「サンデーうぇぶり」「少年ジャンプ+」の編集者4名の皆さまから頂戴した、前回の審査を通じての感想や「マンガノ大賞」の魅力についてのコメントをご紹介します。
「第2回マンガノ大賞」への応募を考えている皆さま、ぜひご参考にしてください!
数字で振り返る「第1回マンガノ大賞」
第1回マンガノ大賞は2023年11月から2024年2月までの応募期間で実施しました。
出版社や編集部の垣根を越えた10社10編集部が審査に参加。応募数は250作品。受賞作には11本が選出されました。第1回マンガノ大賞の結果発表ページでは、様々なカラーを持った10編集部の審査員の方々による、多様な視点からの講評も読むことができます。manga-no.com
また、審査に参加した編集部から、受賞の有無を問わず42名の応募者の方々へ担当希望の声がかかりました。さらには、受賞5作品が各誌・各媒体に掲載されました。
- ・【ジャンプ+に掲載!】「向かいの家の住人がなんかおかしい話」(サケ・作)
- ・【月マガ基地に掲載!】「妄想受信探偵カケル」(studioHEADLINE・作)
- ・【ゼノン編集部に掲載!】「ながいいぬ」(宇野 日・作)
- ・【月刊コミックガーデンに掲載!】「捕虜将軍くんと拷問官さん」(さーもにずむ・作)
- ・【月刊コミックガーデンに掲載!】「わたしは名前がたくさんある白」(びっけ・作)
応募者の方々にとって、とても多くの様々なチャンスが第1回マンガノ大賞から生まれました!
第1回から参加している審査員よりメッセージ
第1回から審査を務める4名の編集者の方々にも前回を振り返っていただきました。ぜひご覧ください!
月刊コミック電撃大王編集部(KADOKAWA)・浅田成寛
第1回の選考ではまず様々な方向に吹っ切れた応募作の数々に圧倒され、次いでその応募作についた各編集者の熱いコメントに感動した記憶が強く残っています。なにせ参加している編集部も編集者も多種多様なので各作品にあらゆる角度からの評価コメントがつきますし、応募作の中から光る部分をいち早く見つけようと編集者全員が必死に感じました。どんな作品、どのようなチャレンジでも許容される土壌があるというのが「マンガノ大賞」の大きな魅力かなと思います。
月刊少年マガジン編集部(講談社)・内田朋宏
「マンガノ大賞」の何がすごいって、とにかく多種多様な編集部の人間が読んでいる点です。普通だったら、少年誌とか青年誌とか女性誌とか、それぞれのジャンルの中でしか漫画賞というのは設定されないわけですが、「マンガノ」はほぼ全ジャンルの編集者が審査します。つまり自分に合う編集部が、超高確率で見つかります!我々「月刊少年マガジン」も第1回に参加させていただき、素晴らしい出会いを経験させていただきました。第2回も期待に胸膨らませて、皆様の作品を読むのを楽しみにしております!
サンデーうぇぶり編集部(小学館)・少年サンデー アダチ
出版社の垣根を越えた「マンガノ大賞」は、本当に魅力的な漫画賞だと思います。第1回の選考では、熱意を感じる応募作品が多く、そのレベルの高さに驚きました。審査過程では、他の編集者の熱意にも触れ、自分自身も気を引き締めて審査に臨みました。現在は、担当についた数名の方々と打ち合わせをしながら、新しい作品づくりに取り組んでいただいております。第2回でも、たくさんの才能の原石と出会えることを楽しみにしています。さまざまな編集者が審査に関わりますので、どうぞお気軽にご応募ください。よろしくお願いいたします!
少年ジャンプ+編集部(集英社)・K谷
「第1回マンガノ大賞」の審査に参加し、作品を拝見していて「読者を意識した作品」が多い印象でした。例えば、企画を立てる際に「どうしたら読者の目を引くことができるのか」「何をしたら新しい作品だと感じてもらえるのか」を考えた上で作っている作品が多かったです。ストーリー展開、演出、キャラクターデザインについても同様のことが言えると思います。
さらにチャンス拡大!「第2回マンガノ大賞」作品募集中!
前回の「10編集部」から「12編集部」に参加編集部も増えて、さらにパワーアップした「第2回マンガノ大賞」。審査に参加する編集部の数やジャンルが広がったことで、さらに多様で幅広い視点で作品が評価され、隠れた才能や魅力が見出される可能性がより高まっています!大賞の賞金は200万円。オールジャンルの作品を募集し、プロ・アマ問わず応募可能です。応募方法はマンガノに投稿して、応募用タグ「#第2回マンガノ大賞」を付けるだけ。今回も受賞の有無を問わず、審査に参加する様々な編集部から声がかかるチャンスがあります。この機会をぜひお見逃しなく!たくさんのご応募をお待ちしています!第2回マンガノ大賞応募ページはコチラ↓