12社12編集部が審査に参加した、
国内最大規模の出版社合同マンガ賞
『第2回マンガノ大賞』。
今回はさらに幅広いジャンルの応募作が集まりました。
約240作品※1の応募の中から計13作が賞を獲得。
うち受賞3作品の媒体掲載も決定しています!
また、合計34名※2の応募者の方々に様々な編集部から
担当希望の声が掛かりました。
今回も多様なカラーを持つ編集部が一斉審査を行い、
それぞれの作品の魅力を様々な角度から引き出し
評価しました。
絵が上手で漫画の見せ方もハッタリが利いている。唐突なシーン遷移が散見されるものの、広く読者に好まれそうな絵とキャラクター、どういうオチなのかと物語の先を期待させる展開など、まっすぐ気持ち良い漫画を説得力を持たせて仕上げているのはお見事。
ストーリー展開、キャラクターの強さ、読みやすさなど、すべての点においてバランスが取れており、今回の応募作の中では一番だと思いました。特に一見、キワモノ主人公と見せておいて、実は…という展開の意外性は、思わず「なるほど、そうきたか」と思わせる面白さがありました。
キャラクターが抜群に良かったです。登場時のインパクト含め、一度読んだら忘れられないキャラクターでした。全体の展開も綺麗で読みやすかったです。キャラクターの表情もとても豊かで、読者の気持ちを引っ張ってくれた印象がありました。
やや独特な線の使い方が魅力的で、キャラクターのデザインも表情が分かりやすく描かれていて大変好感が持てます。コマ割りやページの構成も、迫力や「読者にこのページでこう思ってもらいたい」という意図がくみ取れるように配置されていて読み応えがありました。オチも美しかったです。
見せたいものが絞られておらず、作品の最後の見せ場が読者が最初に期待していたところと違う要素になっている印象を受けました。朝顔さんの悲しい過去が急に入ってきたので最後の見せ場が取って付けたものに感じられシーンとしての深みが感じられなかったです。
ネームのテンポが抜群に良く、投稿作というよりシンプルに「面白い漫画」として楽しく拝読いたしました!見せ場の大胆な演出力を含め、読ませる力がお見事です。独特な絵柄ですが何を描いても画力が高く、どのキャラクターも表情がすごく魅力的でした。
外見・言動ともにインパクトのあるキャラクターが目をひきますが、その実としてキャラクターの内面もまたテーマに誠実に肉付けされており、読後に爽やかな納得感を得ることができました。物語の流れが王道のため確かな印象を与える一方で、あと少しだけ読者の意表を突く要素を求めてしまう気持ちもあります。
とても面白かったです。迫力のある見せ場があり、展開も良かったのでスラスラ読むことができました。キャラデザが上手くて魅力的でしたし、キャラの感情もしっかり描けていて好印象。他の作品も見てみたいと思いました。
インパクトのある冒頭から、お話の起承転結も気持ちよく、「このキャラクターをずっと見ていたい!」と思わせている吸引力があるのかなと思います。他のキャラクターの表情・感情も描写も丁寧で、多くの読者も引き込まれていくのかなと感じます!
コメデイとシリアスのバランスが丁度良かった。最初のネタキャラとしての面白さはもちろん、彼自身の人間性も後半で見えたおかげで人として魅力的に描けていた。画力・絵での表現力が高く、感情的なシーンではエモさも感じられました。
構成や絵や演出がうまく、この話を読もうと思わせる力がありました。ただし、話の内容は「子供は大切」という倫理観に疑いを持たずに乗りすぎているように感じました。なぜ彼がこういう人物になったかの回想にもっと説得力があるとそこがクリアできそうな気がします。
キャラクターは非常に魅力的に描けていると思います。ただ、冒頭のキャラ起て(涎、人類のお父さんなどのセリフ)が少々マイナスな印象を与えてしまうので気になってしまいました。とはいえ、その後のドラマチックな展開で冒頭のマイナス部分をプラスに変えていたのは好印象。冒頭部分のキャラ立てについて、尖りと魅力のバランスがもっと整っていたらなお良かったです。
絵が上手で漫画の見せ方もハッタリが利いている。唐突なシーン遷移が散見されるものの、広く読者に好まれそうな絵とキャラクター、どういうオチなのかと物語の先を期待させる展開など、まっすぐ気持ち良い漫画を説得力を持たせて仕上げているのはお見事。
外見・言動ともにインパクトのあるキャラクターが目をひきますが、その実としてキャラクターの内面もまたテーマに誠実に肉付けされており、読後に爽やかな納得感を得ることができました。物語の流れが王道のため確かな印象を与える一方で、あと少しだけ読者の意表を突く要素を求めてしまう気持ちもあります。
ストーリー展開、キャラクターの強さ、読みやすさなど、すべての点においてバランスが取れており、今回の応募作の中では一番だと思いました。特に一見、キワモノ主人公と見せておいて、実は…という展開の意外性は、思わず「なるほど、そうきたか」と思わせる面白さがありました。
とても面白かったです。迫力のある見せ場があり、展開も良かったのでスラスラ読むことができました。キャラデザが上手くて魅力的でしたし、キャラの感情もしっかり描けていて好印象。他の作品も見てみたいと思いました。
キャラクターが抜群に良かったです。登場時のインパクト含め、一度読んだら忘れられないキャラクターでした。全体の展開も綺麗で読みやすかったです。キャラクターの表情もとても豊かで、読者の気持ちを引っ張ってくれた印象がありました。
インパクトのある冒頭から、お話の起承転結も気持ちよく、「このキャラクターをずっと見ていたい!」と思わせている吸引力があるのかなと思います。他のキャラクターの表情・感情も描写も丁寧で、多くの読者も引き込まれていくのかなと感じます!
やや独特な線の使い方が魅力的で、キャラクターのデザインも表情が分かりやすく描かれていて大変好感が持てます。コマ割りやページの構成も、迫力や「読者にこのページでこう思ってもらいたい」という意図がくみ取れるように配置されていて読み応えがありました。オチも美しかったです。
コメデイとシリアスのバランスが丁度良かった。最初のネタキャラとしての面白さはもちろん、彼自身の人間性も後半で見えたおかげで人として魅力的に描けていた。画力・絵での表現力が高く、感情的なシーンではエモさも感じられました。
見せたいものが絞られておらず、作品の最後の見せ場が読者が最初に期待していたところと違う要素になっている印象を受けました。朝顔さんの悲しい過去が急に入ってきたので最後の見せ場が取って付けたものに感じられシーンとしての深みが感じられなかったです。
構成や絵や演出がうまく、この話を読もうと思わせる力がありました。ただし、話の内容は「子供は大切」という倫理観に疑いを持たずに乗りすぎているように感じました。なぜ彼がこういう人物になったかの回想にもっと説得力があるとそこがクリアできそうな気がします。
ネームのテンポが抜群に良く、投稿作というよりシンプルに「面白い漫画」として楽しく拝読いたしました!見せ場の大胆な演出力を含め、読ませる力がお見事です。独特な絵柄ですが何を描いても画力が高く、どのキャラクターも表情がすごく魅力的でした。
キャラクターは非常に魅力的に描けていると思います。ただ、冒頭のキャラ起て(涎、人類のお父さんなどのセリフ)が少々マイナスな印象を与えてしまうので気になってしまいました。とはいえ、その後のドラマチックな展開で冒頭のマイナス部分をプラスに変えていたのは好印象。冒頭部分のキャラ立てについて、尖りと魅力のバランスがもっと整っていたらなお良かったです。
丁寧さがクオリティに直結しています。ともすれば説教臭くなりかねない題材を扱っていながら、読者に主人公の想いや立ち位置をしっかり共感させ染み込ませることで無理なくエンタメ作品として届けることに成功していると思います。
絵に迫力を感じました。難しいテーマで読者を選ぶと思いますが、上手にまとめていて最後まで読めました。読み進めていく上での気持ちよさが足りていない印象でそこが解消されるとより良いと思います。
テーマに対して、真摯に向き合っているキャラクターの動きが特に良かったです!贅沢なことを言えば、ラストに向けて「自分を好きになること」なのか「他人と一緒になる必要はないこと」なのか、この作品の核がぶれていると感じました。
高い画力と演出力によって、ルッキズムという作者の主張が強くでそうなテーマをまんがとして読ませることができていた。最後、主人公たちが前向きになれたのも読み味良かったです。
正面から描くのが難しそうなテーマをなかなか見たことがない形で展開させて結末まで見せきったことがすごいと思いました。主人公のねじれたコンプレックスと欲望の設定が面白いのと、塩川の設定にも驚かせるツイストがあり、しかもテーマに引き寄せていて見事でした。
ルッキズムをテーマにし、独特な価値観を入れ込んだ作品。作家さんの書きたいことに説得力を持たせつつ、読者に届きやすい形にうまく提示できていると思います。中盤までの読み味が暗くなりがちですが、ラストが主人公達にとってハッピーエンドになっていたので良かったです。
ルッキズムに真正面から向き合った意欲作。テーマがはっきりしており、コマ割りも上手く、ページ数もコンパクトにおさまっていて、読みやすい要素が満載でした。本題とは関係ないですが、冒頭のグラビアアイドルの女体の描き方が良かったです。
難しい部分があるテーマに果敢に挑み、描ききったところがすごかったです。後半に読者を驚かせる展開を置いたりとエンタメ性が欠けていないところも良かったと思います。強く印象に残る演出やセリフなどが入るとさらに読み応えが生まれたように思います。
きわめて現代的で扱うことに技術が求められるテーマを、正面から描きながら演出などでエンターテインメント性もしっかりと出し、読みやすく提示された力作だと感じました。画力も非常に高く、キャラクターに感情移入できる構成に仕上げられていたことも素晴らしいです。
どのキャラの思考回路も造り物感がなく、かつこういう考え方をしている主人公がどうなるのだろうかと、人物としての興味を読者に持たせられていると思いました。一番よかったのは主人公の感情の起伏が何一つ引っかかりなく伝わっているところです。
テーマと迫力のある絵柄が合っていて、とても説得力のある物語でした! 黒須の笑顔が魅力的に表現されていて、物語の展開に救われる思いでした。絵が漫画としてはやや硬いので、愛される絵柄をさらに追求していただけたら、さらに多くの方に届くと思います!
他者との違いや、それによって生じた特殊な価値観を扱った作品。「こうした方がハッピーエンドに見えるかも?」というような、誰か別人の目線にあわせた正解ではなく、登場人物たちにとって価値ある選択を読者が理解できる形でしっかり描ききる力は大変素晴らしい。
丁寧さがクオリティに直結しています。ともすれば説教臭くなりかねない題材を扱っていながら、読者に主人公の想いや立ち位置をしっかり共感させ染み込ませることで無理なくエンタメ作品として届けることに成功していると思います。
ルッキズムに真正面から向き合った意欲作。テーマがはっきりしており、コマ割りも上手く、ページ数もコンパクトにおさまっていて、読みやすい要素が満載でした。本題とは関係ないですが、冒頭のグラビアアイドルの女体の描き方が良かったです。
絵に迫力を感じました。難しいテーマで読者を選ぶと思いますが、上手にまとめていて最後まで読めました。読み進めていく上での気持ちよさが足りていない印象でそこが解消されるとより良いと思います。
難しい部分があるテーマに果敢に挑み、描ききったところがすごかったです。後半に読者を驚かせる展開を置いたりとエンタメ性が欠けていないところも良かったと思います。強く印象に残る演出やセリフなどが入るとさらに読み応えが生まれたように思います。
テーマに対して、真摯に向き合っているキャラクターの動きが特に良かったです!贅沢なことを言えば、ラストに向けて「自分を好きになること」なのか「他人と一緒になる必要はないこと」なのか、この作品の核がぶれていると感じました。
きわめて現代的で扱うことに技術が求められるテーマを、正面から描きながら演出などでエンターテインメント性もしっかりと出し、読みやすく提示された力作だと感じました。画力も非常に高く、キャラクターに感情移入できる構成に仕上げられていたことも素晴らしいです。
高い画力と演出力によって、ルッキズムという作者の主張が強くでそうなテーマをまんがとして読ませることができていた。最後、主人公たちが前向きになれたのも読み味良かったです。
どのキャラの思考回路も造り物感がなく、かつこういう考え方をしている主人公がどうなるのだろうかと、人物としての興味を読者に持たせられていると思いました。一番よかったのは主人公の感情の起伏が何一つ引っかかりなく伝わっているところです。
正面から描くのが難しそうなテーマをなかなか見たことがない形で展開させて結末まで見せきったことがすごいと思いました。主人公のねじれたコンプレックスと欲望の設定が面白いのと、塩川の設定にも驚かせるツイストがあり、しかもテーマに引き寄せていて見事でした。
テーマと迫力のある絵柄が合っていて、とても説得力のある物語でした! 黒須の笑顔が魅力的に表現されていて、物語の展開に救われる思いでした。絵が漫画としてはやや硬いので、愛される絵柄をさらに追求していただけたら、さらに多くの方に届くと思います!
ルッキズムをテーマにし、独特な価値観を入れ込んだ作品。作家さんの書きたいことに説得力を持たせつつ、読者に届きやすい形にうまく提示できていると思います。中盤までの読み味が暗くなりがちですが、ラストが主人公達にとってハッピーエンドになっていたので良かったです。
他者との違いや、それによって生じた特殊な価値観を扱った作品。「こうした方がハッピーエンドに見えるかも?」というような、誰か別人の目線にあわせた正解ではなく、登場人物たちにとって価値ある選択を読者が理解できる形でしっかり描ききる力は大変素晴らしい。
大学生としての現代に、高校生時代の回想をうまく織り込んで、若い男女のほのかな恋心がリアリティをもって描かれていて、好感度がとても高い作品でした。一方で地味な印象も受けたので、読者にわかりやすく訴求できるポイントも欲しいかも。
繊細な感情表現が魅力的でした。言葉だけでは表現しにくい感情を上手く見せていたと思います。また絵のタッチが作品と合っていて、ご自分の武器を使いこなしているように感じました。キャラクターの表情がより多彩になるとよりその武器が磨かれると思います。
間の取り方が上手で、その中で交換されるようにして描かれる沖と深見の感情の機微が淡くて美しい作品でした。キャラクターの表情をより引き立たせることと、ヤマ場をよりヤマ場として機能させられるような展開のさせ方を意識できると良いと感じました。
エピソードとしてはとてもよかったです。絵の雰囲気も相まってこういうのいいよねと共感されると思いました。ただ、ありきたりなエピソードであるからこそ、心情表現であったりキャラたちの考え方であったりで作家としての個性を出してほしかったです。
大学生の青春の甘酸っぱさを味わうことができる爽やかな読後感がよかったです。現在の深海さんになった経緯が少しでもわかるとさらに奥行が出たかもしれません。雰囲気がある絵柄ですが、顔のパーツも髪の毛と同じくらい磨いていってほしいです!
ありきたりな日常ドラマだけれど、この作者さんならではの雰囲気が感じられて良かった。言語化能力の力は感じるものの、表情や背景など絵やコマ割の空気感で感情を伝える精度はもう少し上げてもらいたい。文と絵は補いあうと同時に高めあってほしい。
登場人物の解像度が高く、しっかり感情が描けていたと思います。ラストも良くて個人的にとても好みな作品でした。絵の雰囲気が物語と合っていたのであまり気になりませんでしたが、細部(キャラの表情、背景や小物)がもっと描き込みほしかったです。
登場人物の感情が、とても瑞々しく、自分は体験していないけれど、まるで自分にもこの思い出があるように錯覚しながら読むことができました。ここからさらに背景や小物など、絵としての説得力を磨いていってほしいです!
大きな出来事などはないが、丁寧な心理描写とそれを読ませるための空気感づくりがお上手で楽しく読むことができました。ラストに女の子側からのあの頃の心情もチラ見せすることで、当時の何気ない時間の特別感・エモさも表現できていたと思います。
小さな出来事を振り返りながら、双方にとってそれがどんな時間だったかを両面から描く構成が成功していると感じました。ラストシーンを回想で終える手法は、現在のパートでしっかり出来事があった時により効果的だと思うので、この話なら回想より現在が一歩進展するシーンを最後に見てみたいです。
しっかりと感情を描けているので、小さな出来事にもちゃんとエモさを出せていました。物語序盤の冗長は少々ありますが、最後まで読めば気にならないように上手く出来ていると思います。今後の作品が楽しみです。
青春のわずかな、でも大切な一瞬を切り取ってエモーショナルな物語として送り出すことに成功していると思います。アップの絵でも引きの絵でも情報量が大きく変わらず、必要以上に淡泊な表現に見えるのが惜しく感じられました。
大学生としての現代に、高校生時代の回想をうまく織り込んで、若い男女のほのかな恋心がリアリティをもって描かれていて、好感度がとても高い作品でした。一方で地味な印象も受けたので、読者にわかりやすく訴求できるポイントも欲しいかも。
登場人物の解像度が高く、しっかり感情が描けていたと思います。ラストも良くて個人的にとても好みな作品でした。絵の雰囲気が物語と合っていたのであまり気になりませんでしたが、細部(キャラの表情、背景や小物)がもっと描き込みほしかったです。
繊細な感情表現が魅力的でした。言葉だけでは表現しにくい感情を上手く見せていたと思います。また絵のタッチが作品と合っていて、ご自分の武器を使いこなしているように感じました。キャラクターの表情がより多彩になるとよりその武器が磨かれると思います。
登場人物の感情が、とても瑞々しく、自分は体験していないけれど、まるで自分にもこの思い出があるように錯覚しながら読むことができました。ここからさらに背景や小物など、絵としての説得力を磨いていってほしいです!
間の取り方が上手で、その中で交換されるようにして描かれる沖と深見の感情の機微が淡くて美しい作品でした。キャラクターの表情をより引き立たせることと、ヤマ場をよりヤマ場として機能させられるような展開のさせ方を意識できると良いと感じました。
大きな出来事などはないが、丁寧な心理描写とそれを読ませるための空気感づくりがお上手で楽しく読むことができました。ラストに女の子側からのあの頃の心情もチラ見せすることで、当時の何気ない時間の特別感・エモさも表現できていたと思います。
エピソードとしてはとてもよかったです。絵の雰囲気も相まってこういうのいいよねと共感されると思いました。ただ、ありきたりなエピソードであるからこそ、心情表現であったりキャラたちの考え方であったりで作家としての個性を出してほしかったです。
小さな出来事を振り返りながら、双方にとってそれがどんな時間だったかを両面から描く構成が成功していると感じました。ラストシーンを回想で終える手法は、現在のパートでしっかり出来事があった時により効果的だと思うので、この話なら回想より現在が一歩進展するシーンを最後に見てみたいです。
大学生の青春の甘酸っぱさを味わうことができる爽やかな読後感がよかったです。現在の深海さんになった経緯が少しでもわかるとさらに奥行が出たかもしれません。雰囲気がある絵柄ですが、顔のパーツも髪の毛と同じくらい磨いていってほしいです!
しっかりと感情を描けているので、小さな出来事にもちゃんとエモさを出せていました。物語序盤の冗長は少々ありますが、最後まで読めば気にならないように上手く出来ていると思います。今後の作品が楽しみです。
ありきたりな日常ドラマだけれど、この作者さんならではの雰囲気が感じられて良かった。言語化能力の力は感じるものの、表情や背景など絵やコマ割の空気感で感情を伝える精度はもう少し上げてもらいたい。文と絵は補いあうと同時に高めあってほしい。
青春のわずかな、でも大切な一瞬を切り取ってエモーショナルな物語として送り出すことに成功していると思います。アップの絵でも引きの絵でも情報量が大きく変わらず、必要以上に淡泊な表現に見えるのが惜しく感じられました。
最後まで読めました。青年系、WEB媒体で評価を受けそうな作品だと感じました。ダサ男で無価値だと思ってる安田くんの感情をもう少しちゃんと読みたかったです。
冒頭のセリフから、ガッチリ心を掴まれました!お話の展開から最後の安田のセリフに至るまで、「すれ違い」という言葉を非常に丁寧に表現している作品になっていたかと思います。欲を言えば、鳴尾がもう少し救われてくれると嬉しいです!
恋愛関係におけるリアルなすれ違いが描けていた。「数字」「流行」といった誰もが見てしまう指標を障害にしているからこそ、幅広い読者に共感してもらえる内容になっていると思いました。
漫画では大事とされる「成長」や「変化」を切なく寂しいものとして描くテーマ設定がとても面白かったです。描きたいことを過不足なく描けている反面、この漫画独自の味というものが見出しづらかったところもあったので、このオチのもう一歩だけ先まで描いてみるとそこに作品の個性が出るかもしれません。
安田と鳴尾の感情表現が上手いです。冒頭から共感性あるセリフ回しに引き込まれました。加えて、お互いの求めることによる「すれ違い」「葛藤」も見事に描いておりました。反面、オチが露悪的になっているので、ページ数を足してハッピーエンドにしてみるのも読後感を良くするにはアリだったかもしれません。
かわいい絵柄で、彼氏との関係性をなんとかうまくいかせようと努力するヒロインに好感が持てました。彼氏が身勝手すぎるので、逆になんでこんな奴に惚れたんだろうとは思いました笑。
人間同士のすれ違いを丁寧に描いた作品だと思いました。最後に笑顔で終わらないという部分に作品の独自性を感じました。この絵のタッチだからこそシリアスになりすぎず、グロテスクになりすぎずに読めた印象です。次回作を読んでみたいです。
ただ相手が好きだという想いと、相手のためになることをしたいという思いとがかみ合わずに交錯しているという描写が現代的でリアリティがあり、キャラクターそれぞれに感情移入できるポイントが多く、絵も中性的な色気があって大変素晴らしい作品でした。オチのやるせなさも心に残りました。
状況や感情、画風も相まって非常に読みやすく伝わりやすい作品でした。ただ扱う感情が等身大で、この作家だからありきたりな心情をこのように表現できたという個性が感じられず、作品単独での評価は高くても次この人が何を見せてくれるだろうという期待感をもたせられていないなと思いました。
お仕事のリアリティと、恋愛と成長のズレのどうしようもなさが描けていて魅力的でした。自らが再生産する不安感の煽りが、恋を終わらせてしまった…という物語の構成力がすごい。絵柄や表情はよかったですが、画面はもっと丁寧に仕上げられる方なのでは…!
勢いだけでは乗り切れない社会人であるがゆえの恋愛観そしてジレンマを丁寧に描いていると思います。そういう作風と言われればそれまでですが、やや露悪的というかマイナス思考に寄りすぎている印象も受けてしまいました。
最後まで読めました。青年系、WEB媒体で評価を受けそうな作品だと感じました。ダサ男で無価値だと思ってる安田くんの感情をもう少しちゃんと読みたかったです。
人間同士のすれ違いを丁寧に描いた作品だと思いました。最後に笑顔で終わらないという部分に作品の独自性を感じました。この絵のタッチだからこそシリアスになりすぎず、グロテスクになりすぎずに読めた印象です。次回作を読んでみたいです。
冒頭のセリフから、ガッチリ心を掴まれました!お話の展開から最後の安田のセリフに至るまで、「すれ違い」という言葉を非常に丁寧に表現している作品になっていたかと思います。欲を言えば、鳴尾がもう少し救われてくれると嬉しいです!
ただ相手が好きだという想いと、相手のためになることをしたいという思いとがかみ合わずに交錯しているという描写が現代的でリアリティがあり、キャラクターそれぞれに感情移入できるポイントが多く、絵も中性的な色気があって大変素晴らしい作品でした。オチのやるせなさも心に残りました。
恋愛関係におけるリアルなすれ違いが描けていた。「数字」「流行」といった誰もが見てしまう指標を障害にしているからこそ、幅広い読者に共感してもらえる内容になっていると思いました。
状況や感情、画風も相まって非常に読みやすく伝わりやすい作品でした。ただ扱う感情が等身大で、この作家だからありきたりな心情をこのように表現できたという個性が感じられず、作品単独での評価は高くても次この人が何を見せてくれるだろうという期待感をもたせられていないなと思いました。
漫画では大事とされる「成長」や「変化」を切なく寂しいものとして描くテーマ設定がとても面白かったです。描きたいことを過不足なく描けている反面、この漫画独自の味というものが見出しづらかったところもあったので、このオチのもう一歩だけ先まで描いてみるとそこに作品の個性が出るかもしれません。
お仕事のリアリティと、恋愛と成長のズレのどうしようもなさが描けていて魅力的でした。自らが再生産する不安感の煽りが、恋を終わらせてしまった…という物語の構成力がすごい。絵柄や表情はよかったですが、画面はもっと丁寧に仕上げられる方なのでは…!
安田と鳴尾の感情表現が上手いです。冒頭から共感性あるセリフ回しに引き込まれました。加えて、お互いの求めることによる「すれ違い」「葛藤」も見事に描いておりました。反面、オチが露悪的になっているので、ページ数を足してハッピーエンドにしてみるのも読後感を良くするにはアリだったかもしれません。
勢いだけでは乗り切れない社会人であるがゆえの恋愛観そしてジレンマを丁寧に描いていると思います。そういう作風と言われればそれまでですが、やや露悪的というかマイナス思考に寄りすぎている印象も受けてしまいました。
かわいい絵柄で、彼氏との関係性をなんとかうまくいかせようと努力するヒロインに好感が持てました。彼氏が身勝手すぎるので、逆になんでこんな奴に惚れたんだろうとは思いました笑。
独特の感性が見えたところが良かったです。「ゆきち」だけでここまで展開を作れるところに作家さんの力を感じました。淡々と進むお話ですが、会話のテンポ感も良く、展開の予想がつかないので楽しく読むことができました。
大変個性的な設定で、キャラクターの掛け合いと予測できない展開が読む手を休ませませんでした。漫画的な大袈裟さのあるお話の持っていき方と要所要所の盛り上げ方も秀逸で、人を選ばずに「読者を楽しませる」ということに成功している作品と感じます。
シュールで面白かったです。ただアイデアに引っ張られ過ぎて、アイデアを起点にした面白さではなくアイデア一本勝負になっていたのが惜しかったです。こういう人物が福沢諭吉のぬいぐるみに出会ったことで起こった物語まで昇華できていればより良かった!
会話と展開の軽妙さの中に、圧倒的な「この人にしか描けないもの」があって嬉しかったです。諭吉のぬいが可愛すぎて忘れられません。ラストのオチまで好きです。人間の業を描くネームには作家性が確立されていますが、絵柄はもっと変わる余地がありそうです。
タイトル通りの与太話から始まったかと思えば、それが予想外の面白さでページをめくる手をグングン引っ張ってくれる確かなパワーがありました。笑いあり涙ありという表現がぴったりな、読者の感情を大いに動かしてくれる一作だと思います。
どんな展開をしてくれるんだろう、と読む手が止まらず、どんどん読み進めてしまいました…。おもしろかったです!特にキャラクターの感情が丁寧であったことが良かったのかなと感じます。コマ割りなどで、さらに盛り上がる場面を高めていってほしいです!
雑多で軽妙な会話がリアルな空気感を演出しつつ、諭吉ぬいぐるみでほどよく笑えて読みやすかったです。読者目線で諭吉への愛着が湧いてきて…だからこそオチも裏切られて笑ってしまいました(笑)。
心地のいい絵とテンポで、何が起きるのかわからぬまま流されていく読み味が面白かったです。スロットで主人公の苦境を表す演出のアイデアなども素敵。拾ったお金とぬいぐるみに振り回されるという話が面白いのですが、『坊っちゃん』要素がまだ話のなかであまり連動していないような気もしました。
漫画的なテンポの作り方と盛り上げ方が上手く、諭吉のぬいぐるみも言動含めて可愛く表現されています。「ゆきち」の登場の仕方にもう少し工夫があれば、もっと幅広い読者層に響いていたと思います。
風が吹けば桶屋が儲かる、的な話だが、ストーリーの転がし方が上手く、ぐいぐい読まされました。福沢諭吉人形がチャーミングで良かったです。絵柄が独特なので、今度どういった内容の作品を描いていくのか、検討する必要はあるかと思います。
会話のテンポ感が良かったです。楽しんで読み進められました。設定のつくりや細かい演出が上手いと感じました。連載を狙っていくために好感度の高いキャラ作りと画力向上ができれば…もっと良くなっていくと思います。
独特の感性が見えたところが良かったです。「ゆきち」だけでここまで展開を作れるところに作家さんの力を感じました。淡々と進むお話ですが、会話のテンポ感も良く、展開の予想がつかないので楽しく読むことができました。
どんな展開をしてくれるんだろう、と読む手が止まらず、どんどん読み進めてしまいました…。おもしろかったです!特にキャラクターの感情が丁寧であったことが良かったのかなと感じます。コマ割りなどで、さらに盛り上がる場面を高めていってほしいです!
大変個性的な設定で、キャラクターの掛け合いと予測できない展開が読む手を休ませませんでした。漫画的な大袈裟さのあるお話の持っていき方と要所要所の盛り上げ方も秀逸で、人を選ばずに「読者を楽しませる」ということに成功している作品と感じます。
雑多で軽妙な会話がリアルな空気感を演出しつつ、諭吉ぬいぐるみでほどよく笑えて読みやすかったです。読者目線で諭吉への愛着が湧いてきて…だからこそオチも裏切られて笑ってしまいました(笑)。
シュールで面白かったです。ただアイデアに引っ張られ過ぎて、アイデアを起点にした面白さではなくアイデア一本勝負になっていたのが惜しかったです。こういう人物が福沢諭吉のぬいぐるみに出会ったことで起こった物語まで昇華できていればより良かった!
心地のいい絵とテンポで、何が起きるのかわからぬまま流されていく読み味が面白かったです。スロットで主人公の苦境を表す演出のアイデアなども素敵。拾ったお金とぬいぐるみに振り回されるという話が面白いのですが、『坊っちゃん』要素がまだ話のなかであまり連動していないような気もしました。
会話と展開の軽妙さの中に、圧倒的な「この人にしか描けないもの」があって嬉しかったです。諭吉のぬいが可愛すぎて忘れられません。ラストのオチまで好きです。人間の業を描くネームには作家性が確立されていますが、絵柄はもっと変わる余地がありそうです。
漫画的なテンポの作り方と盛り上げ方が上手く、諭吉のぬいぐるみも言動含めて可愛く表現されています。「ゆきち」の登場の仕方にもう少し工夫があれば、もっと幅広い読者層に響いていたと思います。
タイトル通りの与太話から始まったかと思えば、それが予想外の面白さでページをめくる手をグングン引っ張ってくれる確かなパワーがありました。笑いあり涙ありという表現がぴったりな、読者の感情を大いに動かしてくれる一作だと思います。
風が吹けば桶屋が儲かる、的な話だが、ストーリーの転がし方が上手く、ぐいぐい読まされました。福沢諭吉人形がチャーミングで良かったです。絵柄が独特なので、今度どういった内容の作品を描いていくのか、検討する必要はあるかと思います。
会話のテンポ感が良かったです。楽しんで読み進められました。設定のつくりや細かい演出が上手いと感じました。連載を狙っていくために好感度の高いキャラ作りと画力向上ができれば…もっと良くなっていくと思います。
王道のファンタジーに、キャラクターが生き生きとして、読んでいて、ワクワク興奮できる作品だったかと思います!全体を通して、アップのコマが多い印象を受けてしまったので、意識的に世界観が伝わるようなコマを入れていってほしいです!
大人になってしまう前の自分の気持ちを大切に、壁に挑戦する主人公に共感できました。ただ、理由が後半で出るまで命をかけてまで壁を昇ることに気持ちが入れられずらいかも…。
複雑で細かな設定を話のなかで少しずつ伝えていく情報の伝え方がうまかったです。中盤以降大きく関わってくるメルアの地上にいるときの存在感が薄いのと、「ドラゴンの托卵」と主人公の境遇との意味的なつながりもなどももっと前フリしてみるとより話がまとまりそうです。
所々荒削りな部分はありますが、描きこみ具合は応募作の中でもハイレベル。ただ、少々分かりづらい部分もございました。ドラゴンがこの世界でどういった存在か、主人公はどういったことを考えてこの行動を取ったのかなど、もっと読み手にとって読みやすい構成(セリフ量も含めて)にすれば読者により伝わりやすくなると思います。
しっかりと描きこまれた画面から、描き手が考えるファンタジーワールドを絶対に読み手に伝えたいという強い気持ちを感じます。ただ、設定を見せたいという気持ちが先行してしまったのか、文字だけで情報が詰め込まれている個所があったり、状況を理解しづらいコマも散見されました。設定を開示するテクニックを複数使いこなせるようになれば、より高いレベルでまとまった物語になるかと思います。
熱量が高くて絵が良かったです。ただセリフが長く読み進めるのが大変でした。もう少し読者に意識を向けられると良いと思います。
とにかく描き込みの力強さとキャラたちの生き生きとした表情に、作品作りに対する熱意を感じました。テーマが少々難解で入り込みにくく、設定をセリフで説明しすぎている部分があり読み切るのに体力が必要だったので、描きたいことをもっと整理して読みやすさを意識しましょう。
絵もいいし話もいい、でもキャラの想いの熱量が読者に伝わり切っていないので、かなり大きな損をしている作品という印象を受けました。こういうことを考えている“設定”のキャラではなく、こういうことを本気で考えているキャラなんだというのをしっかりと感じさせてほしかったです。
とても丁寧な描き込みが見応えと世界観を補強していました!一方で、「わたし」と出てくるまで主人公を男の子と思って読み進めてしまいました。成長に伴って直面するジェンダーバイアスが物語の重要な要素なので、1Pめから女の子とわかりたかったです。
荒削りなものの、描き込みなど画面にこもった熱を感じた。セリフなど情報は多い一方で、読者の理解度をもっと高めてあげる必要はあるように思う。特にキャラクター心理の変化については変化前と変化後の両方を描くなどして、読者と認識をあわせてほしい。
架空の生物や背景にいたるまで丁寧に描きこまれていて、しっかりとファンタジー世界を表現できていて、少年漫画らしさにあふれた作品でした。展開に意外性があるともっと良かったかなとは思います。
キャラクターのやりたいことが明確で応援したくなるお話でした。世界観も魅力的だったと思います。ドラゴンがこの世界でどう扱われているのか、が冒頭のエピソードでもう少し分かりやすく見せられると、もっと早めに作品の世界観に没入できたかと思います。
王道のファンタジーに、キャラクターが生き生きとして、読んでいて、ワクワク興奮できる作品だったかと思います!全体を通して、アップのコマが多い印象を受けてしまったので、意識的に世界観が伝わるようなコマを入れていってほしいです!
とにかく描き込みの力強さとキャラたちの生き生きとした表情に、作品作りに対する熱意を感じました。テーマが少々難解で入り込みにくく、設定をセリフで説明しすぎている部分があり読み切るのに体力が必要だったので、描きたいことをもっと整理して読みやすさを意識しましょう。
大人になってしまう前の自分の気持ちを大切に、壁に挑戦する主人公に共感できました。ただ、理由が後半で出るまで命をかけてまで壁を昇ることに気持ちが入れられずらいかも…。
絵もいいし話もいい、でもキャラの想いの熱量が読者に伝わり切っていないので、かなり大きな損をしている作品という印象を受けました。こういうことを考えている“設定”のキャラではなく、こういうことを本気で考えているキャラなんだというのをしっかりと感じさせてほしかったです。
複雑で細かな設定を話のなかで少しずつ伝えていく情報の伝え方がうまかったです。中盤以降大きく関わってくるメルアの地上にいるときの存在感が薄いのと、「ドラゴンの托卵」と主人公の境遇との意味的なつながりもなどももっと前フリしてみるとより話がまとまりそうです。
とても丁寧な描き込みが見応えと世界観を補強していました!一方で、「わたし」と出てくるまで主人公を男の子と思って読み進めてしまいました。成長に伴って直面するジェンダーバイアスが物語の重要な要素なので、1Pめから女の子とわかりたかったです。
所々荒削りな部分はありますが、描きこみ具合は応募作の中でもハイレベル。ただ、少々分かりづらい部分もございました。ドラゴンがこの世界でどういった存在か、主人公はどういったことを考えてこの行動を取ったのかなど、もっと読み手にとって読みやすい構成(セリフ量も含めて)にすれば読者により伝わりやすくなると思います。
荒削りなものの、描き込みなど画面にこもった熱を感じた。セリフなど情報は多い一方で、読者の理解度をもっと高めてあげる必要はあるように思う。特にキャラクター心理の変化については変化前と変化後の両方を描くなどして、読者と認識をあわせてほしい。
しっかりと描きこまれた画面から、描き手が考えるファンタジーワールドを絶対に読み手に伝えたいという強い気持ちを感じます。ただ、設定を見せたいという気持ちが先行してしまったのか、文字だけで情報が詰め込まれている個所があったり、状況を理解しづらいコマも散見されました。設定を開示するテクニックを複数使いこなせるようになれば、より高いレベルでまとまった物語になるかと思います。
架空の生物や背景にいたるまで丁寧に描きこまれていて、しっかりとファンタジー世界を表現できていて、少年漫画らしさにあふれた作品でした。展開に意外性があるともっと良かったかなとは思います。
熱量が高くて絵が良かったです。ただセリフが長く読み進めるのが大変でした。もう少し読者に意識を向けられると良いと思います。
キャラクターのやりたいことが明確で応援したくなるお話でした。世界観も魅力的だったと思います。ドラゴンがこの世界でどう扱われているのか、が冒頭のエピソードでもう少し分かりやすく見せられると、もっと早めに作品の世界観に没入できたかと思います。
作品を読みながら脳内で議論が始まるような、良い意味で読者に対して挑戦的な内容でした。作家として「描きたいもの」があるという気概を感じます。読者にもっとそのポイントをエンタメとして楽しんでもらえるような工夫が凝らされると、一気に化けるのではないかと思います。
人を選ぶ作品ではあると思いますが、アイデアは斬新で面白かったです。序盤、世界や設定の説明に比重があるように感じ悪い意味で淡々と進んでしまって、主人公がこの世界に感じている疑問というのが読者に意識されにくいように感じました。そこが伝わった上で展開しないとラストのシーンが生きてこない!
思考を漫画に出力できる筆力に感服しました。兄が機械から生まれ直すシーンが、一般的な出産の感動と繋がっていてお見事でした。絵柄は端正ですが、まだ粗さが目立ちます。登場人物の感情が動くコマを大きくして、心情で読者を引き込んでほしいです!
センシティブだったり場合によっては拒否感を抱きかねない題材ですが、作品を通して良い意味で中立的な視点が保たれているために最後まで興味深く読み進めることができました。ある意味では、登場人物たちだけでなく読者にも問いかける構造とも受け取れ、挑戦的な姿勢に敬服します。
アイディアがよく、スラスラ読めたのは良かったですが、漫画としてめくる楽しさがあまり感じられないのがもったいなかったです。
作家性を強く感じました。考えさせられるテーマで面白かったです。特区という世界観を表すための描写がお見事で、内容含めて本当にこういう世界があるという説得力があり、話をスッと理解することができました。
設定があるもののまだ話になっていないような感覚でした。家族観を否定するキャラクターが「きょうだい」を良きものとして発言していたり、話の前提となる社会が現代の日本と少し違った価値観だったりと読んでいて少し混乱するところもあったので、セリフやモノローグの精度は高める余地がありそうです。
作家さんの中の描きたいものを強く感じる作品。テーマも含めて個人的にも本作が今後の人類社会を一番考えさせられました。ただ、淡々と進む構成が勿体なさを感じます。構成と演出のメリハリを意識すればもっと読みやすく心に響く作品になっていたと思います。
結婚、出産についてもしかしたら近い未来にあるかもしれない様子が描かれていて、ハッとさせられる作品でした。キャラ絵に特徴があまりないので、今後そこは課題になるかと思います。
答えがない問題に対して真摯に描いた作品だと思いました。ラストの主人公のセリフが上手く効いていてすごく良かったです。作品全体のシュールな雰囲気も中々出せるものではなく、作家さんならではのセンスを感じ取れた作品でした。
設定がおもしろい上に、それを前提とせず、そこに巻き込まれた人間を描いてくれているのがとても良かったです。世界観もキャラクターの一種だと思うので、専門用語の解説など、そこのキャラ見せをもっとしてほしかったです!
作品を読みながら脳内で議論が始まるような、良い意味で読者に対して挑戦的な内容でした。作家として「描きたいもの」があるという気概を感じます。読者にもっとそのポイントをエンタメとして楽しんでもらえるような工夫が凝らされると、一気に化けるのではないかと思います。
作家性を強く感じました。考えさせられるテーマで面白かったです。特区という世界観を表すための描写がお見事で、内容含めて本当にこういう世界があるという説得力があり、話をスッと理解することができました。
人を選ぶ作品ではあると思いますが、アイデアは斬新で面白かったです。序盤、世界や設定の説明に比重があるように感じ悪い意味で淡々と進んでしまって、主人公がこの世界に感じている疑問というのが読者に意識されにくいように感じました。そこが伝わった上で展開しないとラストのシーンが生きてこない!
設定があるもののまだ話になっていないような感覚でした。家族観を否定するキャラクターが「きょうだい」を良きものとして発言していたり、話の前提となる社会が現代の日本と少し違った価値観だったりと読んでいて少し混乱するところもあったので、セリフやモノローグの精度は高める余地がありそうです。
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作家さんの中の描きたいものを強く感じる作品。テーマも含めて個人的にも本作が今後の人類社会を一番考えさせられました。ただ、淡々と進む構成が勿体なさを感じます。構成と演出のメリハリを意識すればもっと読みやすく心に響く作品になっていたと思います。
センシティブだったり場合によっては拒否感を抱きかねない題材ですが、作品を通して良い意味で中立的な視点が保たれているために最後まで興味深く読み進めることができました。ある意味では、登場人物たちだけでなく読者にも問いかける構造とも受け取れ、挑戦的な姿勢に敬服します。
結婚、出産についてもしかしたら近い未来にあるかもしれない様子が描かれていて、ハッとさせられる作品でした。キャラ絵に特徴があまりないので、今後そこは課題になるかと思います。
アイディアがよく、スラスラ読めたのは良かったですが、漫画としてめくる楽しさがあまり感じられないのがもったいなかったです。
答えがない問題に対して真摯に描いた作品だと思いました。ラストの主人公のセリフが上手く効いていてすごく良かったです。作品全体のシュールな雰囲気も中々出せるものではなく、作家さんならではのセンスを感じ取れた作品でした。
設定がおもしろい上に、それを前提とせず、そこに巻き込まれた人間を描いてくれているのがとても良かったです。世界観もキャラクターの一種だと思うので、専門用語の解説など、そこのキャラ見せをもっとしてほしかったです!
カラー扉や1枚絵で見せる構図が上手い。読んでいて目を引かれるシーンが多かったです。ただ、お話は少し理解しにくいかも。もう少しこの世界と神さまという存在の特異性を知った上でキャラの話が見れると良かったと思います。
細かいタッチのつけ方など絵が丁寧で素敵です。話は主人公がかみさまになったことで起きたことが漠然としているので、彼が無意味にかわいそうな目に遭っているような感じがしてしまって、「かみさま」という設定が別れを演出するための道具にとどまっているように思いました。
丁寧で柔らかい筆致による、温かみのある優しいキャラクターに惹かれます。ただ、少々勿体ないところは世界観の説明不足で、悲劇性があまり伝わりづらかったことです。読者のリテラシーに任せないといけない構成を改善出来れば、もっと面白くなったと思います。
途中で結末が読めてしまうのですが、それでもラストシーンの美しさには感動できました。「神様」についての多くを読者に説明せずとも読者の理解力を信じて委ねることで、それが却って想像をかきたてて作品に没頭させているように感じます。
見せ方が上手でしたが、少し読みにくさを感じました。作品の世界観を理解しきれないまま物語が終わってしまったので勿体ないと思います。カラー扉がとても素敵でした。
絵の緻密さ、特に瞳の描き込みに引き込まれました!キャラクターの感情・表情も豊かでおもしろかったのですが、この世界の前提条件が少しわかりづらく、読者を置いてけぼりにしてしまうので、どこかでしっかり説明するシーンがほしいかなと思います。
作品世界の説明が不足しており事の重大性や悲劇性がよくわからなかった印象です。作者の頭の中ではそれは成立しているかもしれませんが、読者は描かれているものがすべてなので、どんな世界のどんな人物の話なのか共有した上で物語を展開する意識をもってほしかったです。
カラーと大ゴマの魅力が素晴らしい!悲痛な設定ながらかわいいラストで読後感がよかったです。お葬式シーンも素敵でしたが、山場が続いてやや読みにくかったかも。少年以外の絵は少々雑で、世界の設定や家庭の辛さなどが伝わりにくいように感じました。
画力や演出など高水準でまとまっており、実力を強く感じる。一方で世界観の説明や主人公の価値観などの情報は足りておらず、読者が“作者の想定どおり”に楽しめていないのではと思った。またそれにより、主人公の選択が現実逃避の面が強く見えてしまう危うさがある。
小学生を描くのは意外と難しいのですが、小さい子が抱く不安や、会話のリアリティなど、しっかりと描けていたと思います。絵もかわいくて好感が持てました。ストーリー展開をセリフ回しに頼りすぎな印象を受けたので、絵を見るだけでも何が起きているかをわかるように描けるようになると良いかと思います。
ラストの展開にグッときました。ここぞというシーンの演出力も高く、キャラクターの表情が豊かなところも良かったです。どのキャラクターのどんなドラマに焦点を当てるのか、をもう少し絞れるとより感動が増した印象でした。
絵柄や設定などちょっと古風なところはありましたが、読む手をやめさせない空気感を醸し出すのが上手と感じます。一方で、起承転結が分かりにくく、構成にもっとメリハリがあったらより印象に残る作品になったのではないかと思います。
カラー扉や1枚絵で見せる構図が上手い。読んでいて目を引かれるシーンが多かったです。ただ、お話は少し理解しにくいかも。もう少しこの世界と神さまという存在の特異性を知った上でキャラの話が見れると良かったと思います。
作品世界の説明が不足しており事の重大性や悲劇性がよくわからなかった印象です。作者の頭の中ではそれは成立しているかもしれませんが、読者は描かれているものがすべてなので、どんな世界のどんな人物の話なのか共有した上で物語を展開する意識をもってほしかったです。
細かいタッチのつけ方など絵が丁寧で素敵です。話は主人公がかみさまになったことで起きたことが漠然としているので、彼が無意味にかわいそうな目に遭っているような感じがしてしまって、「かみさま」という設定が別れを演出するための道具にとどまっているように思いました。
カラーと大ゴマの魅力が素晴らしい!悲痛な設定ながらかわいいラストで読後感がよかったです。お葬式シーンも素敵でしたが、山場が続いてやや読みにくかったかも。少年以外の絵は少々雑で、世界の設定や家庭の辛さなどが伝わりにくいように感じました。
丁寧で柔らかい筆致による、温かみのある優しいキャラクターに惹かれます。ただ、少々勿体ないところは世界観の説明不足で、悲劇性があまり伝わりづらかったことです。読者のリテラシーに任せないといけない構成を改善出来れば、もっと面白くなったと思います。
画力や演出など高水準でまとまっており、実力を強く感じる。一方で世界観の説明や主人公の価値観などの情報は足りておらず、読者が“作者の想定どおり”に楽しめていないのではと思った。またそれにより、主人公の選択が現実逃避の面が強く見えてしまう危うさがある。
途中で結末が読めてしまうのですが、それでもラストシーンの美しさには感動できました。「神様」についての多くを読者に説明せずとも読者の理解力を信じて委ねることで、それが却って想像をかきたてて作品に没頭させているように感じます。
小学生を描くのは意外と難しいのですが、小さい子が抱く不安や、会話のリアリティなど、しっかりと描けていたと思います。絵もかわいくて好感が持てました。ストーリー展開をセリフ回しに頼りすぎな印象を受けたので、絵を見るだけでも何が起きているかをわかるように描けるようになると良いかと思います。
見せ方が上手でしたが、少し読みにくさを感じました。作品の世界観を理解しきれないまま物語が終わってしまったので勿体ないと思います。カラー扉がとても素敵でした。
ラストの展開にグッときました。ここぞというシーンの演出力も高く、キャラクターの表情が豊かなところも良かったです。どのキャラクターのどんなドラマに焦点を当てるのか、をもう少し絞れるとより感動が増した印象でした。
絵の緻密さ、特に瞳の描き込みに引き込まれました!キャラクターの感情・表情も豊かでおもしろかったのですが、この世界の前提条件が少しわかりづらく、読者を置いてけぼりにしてしまうので、どこかでしっかり説明するシーンがほしいかなと思います。
絵柄や設定などちょっと古風なところはありましたが、読む手をやめさせない空気感を醸し出すのが上手と感じます。一方で、起承転結が分かりにくく、構成にもっとメリハリがあったらより印象に残る作品になったのではないかと思います。
エグい展開を作れそうな面白い設定ではありました。ですが、主人公の人となりが見えてこなかったのでいまひとつ作品への没入感が足りない印象でした。どんな誰がどういう立場にいてどういう出会いをしてどうなっていくのか、その情報が読者に伝えられていると読み味はさらに上がったと思います。
女の子の絵が可愛い!冒頭はややテンポが悪かったですが、保健室の怖いコマから一気に不穏な展開への期待感が上がって、倉庫やラストのシーンは面白く拝読しました。顔のケガや腕が取れてしまった背景などが説明されると、物語の軸がさらに太くなりそうです。
ブラックさをはらんだユニークな設定が目を引きますが、それ以上にヒロインたちのキャラクターが文字通り「生き生きと」していて、ページをめくる手を引っ張ってくれました。相対的に主人公のキャラクター性がやや薄く感じられたため、しんみりしたラスト「さらにその後が見たい」という気持ちが喚起されなかったのが個人的には惜しかったです。
女の子のキャラデザが良かった。主人公の印象が弱く、展開とオチに物足りなさがありました。絵が伸びそうなので、今後に期待したいです。
読者の興味を惹くような設定であったのが良かったです!ただそれを活かすよりも、お話の展開を重視しているような感覚で読んでしまい、一読者として疑問が残りながら、お話が進んでしまいました。「パペットの同級生」に話を絞ってほしかったです。
斬新な設定とラブコメでウケの良さそうな絵柄で、売れるものが描けそうだなと感じました。「人形」「リセット」というえぐさが描けそうなテーマだったので、もう少し登場人物たちの人となり、背景を絡めたエピソードを描くと気持ちを入れて読めたのかなと思います。
絵にとても魅力があって、校門で立ち止まるコマの構図などもすごくいいと思いましたが、話は文脈がつながっておらずよくわからなかったです。説明していない前提をもとに話が進んだりもしているので、物語を伝えるために何を説明しなくてはいけないかを客観的な目で精査してみてほしいです。
怖いもの見たさのような引き込まれる力があり、面白い設定です。女の子もキャラデザもミステリアスさとキュートさを感じる魅力的な仕上がりになっていました。しかしながら、主人公の人となりに描写不足があり、その影響で作品への没入感が少し失われていることが勿体ないなと…。
ヒロインであるパペットの小桜さんが、とにかくかわいい。造形や仕草、表情などに、自分が好きな女の子を描くぞ!という気合いを感じました。それに比べると、他のキャラが薄いなとは感じましたが。もう少しラブコメに寄せたマンガも見てみたいなと思いました。
キャラクターが魅力的でした。キャラクターのデザインやセリフ回しに独特のセンスがあったところも良かったです。最後の展開も演出含めて面白かったです。ドラマやストーリーを絞っていけると、より印象的な作品になったかと思います。
絵柄と作風がマッチしているので、この路線でさらに読者の心を揺さぶるような感情の機微と、クセにさせるようなアイディアが込められると、鮫野ひがさんの「ファン」が生まれるだろうと感じました。もう少し明快に「ここを楽しんで!」というポイントが絞れると良いと思います。
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女の子の絵が可愛い!冒頭はややテンポが悪かったですが、保健室の怖いコマから一気に不穏な展開への期待感が上がって、倉庫やラストのシーンは面白く拝読しました。顔のケガや腕が取れてしまった背景などが説明されると、物語の軸がさらに太くなりそうです。
怖いもの見たさのような引き込まれる力があり、面白い設定です。女の子もキャラデザもミステリアスさとキュートさを感じる魅力的な仕上がりになっていました。しかしながら、主人公の人となりに描写不足があり、その影響で作品への没入感が少し失われていることが勿体ないなと…。
ブラックさをはらんだユニークな設定が目を引きますが、それ以上にヒロインたちのキャラクターが文字通り「生き生きと」していて、ページをめくる手を引っ張ってくれました。相対的に主人公のキャラクター性がやや薄く感じられたため、しんみりしたラスト「さらにその後が見たい」という気持ちが喚起されなかったのが個人的には惜しかったです。
ヒロインであるパペットの小桜さんが、とにかくかわいい。造形や仕草、表情などに、自分が好きな女の子を描くぞ!という気合いを感じました。それに比べると、他のキャラが薄いなとは感じましたが。もう少しラブコメに寄せたマンガも見てみたいなと思いました。
女の子のキャラデザが良かった。主人公の印象が弱く、展開とオチに物足りなさがありました。絵が伸びそうなので、今後に期待したいです。
キャラクターが魅力的でした。キャラクターのデザインやセリフ回しに独特のセンスがあったところも良かったです。最後の展開も演出含めて面白かったです。ドラマやストーリーを絞っていけると、より印象的な作品になったかと思います。
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絵柄と作風がマッチしているので、この路線でさらに読者の心を揺さぶるような感情の機微と、クセにさせるようなアイディアが込められると、鮫野ひがさんの「ファン」が生まれるだろうと感じました。もう少し明快に「ここを楽しんで!」というポイントが絞れると良いと思います。
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もっと読んでみたいと思う作品でした。ゆるいコメディチックな前半をフリにして驚かせる展開が面白かったです。前半の推進力になる細かなギャグも面白く、読むうちに出てくる疑問もちゃんと回収される構成が巧みでした。セリフ量や前半の長さなどは読みやすく整えることでもっと面白くなりそうです。
幅広い層に共感出来る題材なので入りやすいです。しかし、最後まで読まないと面白さに繋がらないので残念かと…。ゆるさのあるコメディが上手ですので、冒頭からオチまでの間をキャラクターの個性と言動で面白く出来れば、読み手の離脱率をもっと下げることが出来ると思います。
幽霊に不動産を紹介する、ほのぼのマンガかと思いきや、意外な展開が待っており、最後まで楽しく読めました。(ラストはちょっと強引さを感じたけど)コメディセンスが光るので、ホラー演出がもっと上手くできるようになると、よりメリハリが効いた作品になったかと思います。
展開の意外性が良かったです。独自の発想があり、読者を楽しませる要素がしっかりと入った作品でした。文字数が多くなってしまうシーンがあったので、読みやすさを意識してみると更に読者が楽しみやすい作品になるかと思います。
キャラクターの掛け合いが軽妙で、二転三転する物語には唸らされました。ただ、描こうとしている内容が多すぎて、長ゼリフと細かいコマ割りが読みにくかったので、描くポイントをもっと精査してエンタメとして何を一番見せたいのかの照準を定められれば良いと思います。
1話の中で既にキャラを好きになれたので、いくらでも続きが作れそう。怖いシーンがちゃんと怖く、幽子さんの事情に意外性もあって読み応え十分でした。「なりたての幽霊」の感覚も入りやすくて良かったです!斜めのコマ割りの多用が若干ノイズでした。
読み進めるにつれて物語が二転三転していき、常に「どうなるんだろう」と意外性を繰り出してくるので読んでいて飽きませんでした。ただ、コマ割りだけで言えば全体を通してややメリハリにかけるため、もう少し要素に強弱をつけたり、ときには思い切って優先度の低いシーンをカットするということも必要かもしれません。
意外性があり、設定も面白かったです。ストーリー展開が良く読み進められたが、変形ゴマが多く読みづらさがあったのがもったいなかったです。
設定がおもしろく、ファンタジーお仕事マンガの感覚で読むことができました!ただ、冒頭以降、セリフの多さや、テンポが若干遅く感じてしまいました。「読者がどこをおもしろがってくれるか」を選別して、そこに一直線に向かうようにしてほしいです!
幽霊に「憑りつき先」を紹介する不動産という、斬新な設定が面白かったです。少し設定を説明するためのセリフ量の多さは気になったのですが、適度にギャグパートを入れているため読みやすくなっていました。
ナナメ割りのコマが多かったりセリフが多かったり、読むカロリーが高くなってしまっている印象でした。最後まで読んでもらわないと面白い展開までたどり着かない場合、最後まで読ませる工夫も必要になってきます。思いついた小ネタをすべて消化しているように感じたので取捨選択をする意識をもってほしかったです。
もっと読んでみたいと思う作品でした。ゆるいコメディチックな前半をフリにして驚かせる展開が面白かったです。前半の推進力になる細かなギャグも面白く、読むうちに出てくる疑問もちゃんと回収される構成が巧みでした。セリフ量や前半の長さなどは読みやすく整えることでもっと面白くなりそうです。
1話の中で既にキャラを好きになれたので、いくらでも続きが作れそう。怖いシーンがちゃんと怖く、幽子さんの事情に意外性もあって読み応え十分でした。「なりたての幽霊」の感覚も入りやすくて良かったです!斜めのコマ割りの多用が若干ノイズでした。
幅広い層に共感出来る題材なので入りやすいです。しかし、最後まで読まないと面白さに繋がらないので残念かと…。ゆるさのあるコメディが上手ですので、冒頭からオチまでの間をキャラクターの個性と言動で面白く出来れば、読み手の離脱率をもっと下げることが出来ると思います。
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幽霊に不動産を紹介する、ほのぼのマンガかと思いきや、意外な展開が待っており、最後まで楽しく読めました。(ラストはちょっと強引さを感じたけど)コメディセンスが光るので、ホラー演出がもっと上手くできるようになると、よりメリハリが効いた作品になったかと思います。
意外性があり、設定も面白かったです。ストーリー展開が良く読み進められたが、変形ゴマが多く読みづらさがあったのがもったいなかったです。
展開の意外性が良かったです。独自の発想があり、読者を楽しませる要素がしっかりと入った作品でした。文字数が多くなってしまうシーンがあったので、読みやすさを意識してみると更に読者が楽しみやすい作品になるかと思います。
設定がおもしろく、ファンタジーお仕事マンガの感覚で読むことができました!ただ、冒頭以降、セリフの多さや、テンポが若干遅く感じてしまいました。「読者がどこをおもしろがってくれるか」を選別して、そこに一直線に向かうようにしてほしいです!
キャラクターの掛け合いが軽妙で、二転三転する物語には唸らされました。ただ、描こうとしている内容が多すぎて、長ゼリフと細かいコマ割りが読みにくかったので、描くポイントをもっと精査してエンタメとして何を一番見せたいのかの照準を定められれば良いと思います。
幽霊に「憑りつき先」を紹介する不動産という、斬新な設定が面白かったです。少し設定を説明するためのセリフ量の多さは気になったのですが、適度にギャグパートを入れているため読みやすくなっていました。
ナナメ割りのコマが多かったりセリフが多かったり、読むカロリーが高くなってしまっている印象でした。最後まで読んでもらわないと面白い展開までたどり着かない場合、最後まで読ませる工夫も必要になってきます。思いついた小ネタをすべて消化しているように感じたので取捨選択をする意識をもってほしかったです。
絵柄が可愛く、男性はちゃんとかっこよく魅力的でした。ネームに勢いがあり、「ルンバに録音っ」というときめきワードに個性が詰まっていて好きでした。一方で、主人公のお尻を叩く所と、抱きしめてのFカップ発言は女性読者としては不快感が拭えずでした…!
ノリの軽さを武器として磨き上げられたような、疾走感がとても良かったです。作中でもクズと呼ばれるような行動ばかりするキャラクターたちですが、嫌悪感を抱かせることなくネタとして昇華されているので、読んで楽しいという気持ちだけが残りました。
勢いがありました。どんな読者が楽しむのかが見えにくい作品だったのですがセンスあると思うので別の作品がみたいと思いました。
テンポが良く、最後まで楽しく読むことができました!読者がなかなかキャラクターに感情移入しにくいと思うので、もっと「どうしてダメンズを好きになるのか」の部分に説得力があるとさらによくなるのではないかと思います!
面白い。ヒロインのリアクションのおかげで男のクズさも笑えるものになっている。山場ですらイイシーンにクズを入れていたのが、この作品らしくてとても面白かったです。
勢いを一度も落とさないまま走り切るパワーがよかったです。ツッコミ的な役割を担いつつ変人でもあるという主人公の見せ方もうまくて面白かったです。ただ、お寺という題材を設定したせいか、この話の世界観の深みのなさが目立ってしまう気もしました。舞台を変えても面白いかもしれません。
活発なダメンズ好きな女の子という設定を活かした、すごく勢いのある作品。セリフやコマ割りのテンポも良く、スムーズに読めたことも高評価。ただ、なぜダメンズを好きになったのかが少々説得力にかけていて、そこが勿体なかったと思います。
クズ男のネタに妙なリアリティがあり面白かった。そんな坊さんのクズ男だが実は…というどんでん返しもあり、ストーリーも良かったです。セリフやコマ割りのテンポも良く、読みやすかったのも高評価。
企画のインパクトがすごかったです。テンポも良く、キャラクターの表情も豊かなので読みやすさも感じました。企画の強さがあると最後まで走り抜けられるので、作品の企画の強さを信じて最後まで描き切る力がつくと、より読者が楽しみやすい作品になると思いました。
キャラクターが読者を引っ張り続けてくれるような強さがあって、両者の関係のバランスが良いと思いました。さらに勢いの演出も遠慮がなく、ヤマ場の見せ方も秀逸でした。読者を笑わせて楽しませようという心意気が感じられる、良いエンターテインメント作品と思います。
キャラを作れている作品だと思いました。ですが読者に何を楽しませる作品なのかをしっかり序盤で提示できていない印象を受けました。どんな読者を楽しませたいか、読者をどう楽しませたいかをもう少し絞った方がよいと思います。現状中途半端な立ち位置の作品になってしまっています。
絵柄が可愛く、男性はちゃんとかっこよく魅力的でした。ネームに勢いがあり、「ルンバに録音っ」というときめきワードに個性が詰まっていて好きでした。一方で、主人公のお尻を叩く所と、抱きしめてのFカップ発言は女性読者としては不快感が拭えずでした…!
活発なダメンズ好きな女の子という設定を活かした、すごく勢いのある作品。セリフやコマ割りのテンポも良く、スムーズに読めたことも高評価。ただ、なぜダメンズを好きになったのかが少々説得力にかけていて、そこが勿体なかったと思います。
ノリの軽さを武器として磨き上げられたような、疾走感がとても良かったです。作中でもクズと呼ばれるような行動ばかりするキャラクターたちですが、嫌悪感を抱かせることなくネタとして昇華されているので、読んで楽しいという気持ちだけが残りました。
クズ男のネタに妙なリアリティがあり面白かった。そんな坊さんのクズ男だが実は…というどんでん返しもあり、ストーリーも良かったです。セリフやコマ割りのテンポも良く、読みやすかったのも高評価。
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企画のインパクトがすごかったです。テンポも良く、キャラクターの表情も豊かなので読みやすさも感じました。企画の強さがあると最後まで走り抜けられるので、作品の企画の強さを信じて最後まで描き切る力がつくと、より読者が楽しみやすい作品になると思いました。
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勢いを一度も落とさないまま走り切るパワーがよかったです。ツッコミ的な役割を担いつつ変人でもあるという主人公の見せ方もうまくて面白かったです。ただ、お寺という題材を設定したせいか、この話の世界観の深みのなさが目立ってしまう気もしました。舞台を変えても面白いかもしれません。
「モテキャラ」は一歩間違えると嫌われてしまいかねないのですが、海老原のキャラ性のおかげで、うまく中和されたので全体的にうまいと感じました。男女共に楽しめる作品に仕上がっているのは、キャラクターの好感度を保てている高い描写力のたまものだと思います。
オチ含めて王道であり、気持ちよく読める一作でした。勢い重視のようでいて、キャラクターの肉付けもしっかりしているので安心して読み進めることができました。ただ、ところどころ時系列などが分かりにくいコマもあったので、場面の区切りなどは意識してコマのメリハリをつけると良いかと思います。
キャラクターの好感度が高い作品で可愛らしい表情も見事でした。会話のテンポがよくスラスラと読めた点も良かったです。読切の型は綺麗におさえていたと思うので、演出やセリフで印象に残るものを出せると更に読み応えが出た印象でした。
少女漫画を彷彿とさせる画風で展開しておきながら、男女両方が楽しめる内容に仕上がっていると思います。絵柄としてもっと「カッコイイ」や「可愛い」が追求できればと思いますが、キャラが立っていたのと、自由度の高い物語の進め方はオリジナリティがありました。
主要キャラの絵が綺麗だったので背景や他にもこだわってほしかったです。読者がこれから何が起こりそうかという期待を持ちにくい序盤だったので、その点を意識してほしかったです。主題が伝わるのが後になればなる程、読者は思っていたものと違ったと思いがちになってしまいます。
少女漫画としての画面作りがしっかりしていて良い。設定を開示するだけではなく、今後は設定を使用して物語を作ってほしい。また、その際はこのジャンルを好んで読んでそうな読者がどうすれば喜ぶかも考えてもらいたい。
ツンツン彼氏と可愛げ満載の眼鏡ヒロインとのやり取りが楽しく読める、王道少女マンガだと思いました。少年誌の人間なので、合ってるかわからないですが笑。
モテる人間の悩みが丁寧に描かれていて、感情移入もしやすく、男女ともに愛されるキャラクターになっているのではないかと感じます。キャラクターの描写以上に、雰囲気や空気感を感じさせるような、演出などを高めていってほしいです。
絵や画面作りが少女まんがに合っていました。2人のふれあいでドキドキできるシーンや顔の良さを活かしたシーンといった少女まんが的美味しさも詰められていて◎。テーマ自体は王道なもので新鮮味はなかったので、次はならではのものを見てみたいです。
絵が見やすくて綺麗でテンポもいいのがよかったです。自分を買い被って斜に構えたキャラクターの主人公像が面白かったですが、ストーリーとして彼が受け身すぎるので、自分から行動を起こしていくところがあるともう一段階面白くなるのかなと思いました。
少女漫画らしい絵柄がかわいく、人物の髪の毛や瞳などの丁寧で繊細な描き込みに好感を持ちました。生身の人間をBLの資料として眼差すことは、「他の女の子とは違う(友達になれそうな)」海老原さんの人間性の傷になってしまったかな…と感じました。
「モテキャラ」は一歩間違えると嫌われてしまいかねないのですが、海老原のキャラ性のおかげで、うまく中和されたので全体的にうまいと感じました。男女共に楽しめる作品に仕上がっているのは、キャラクターの好感度を保てている高い描写力のたまものだと思います。
少女漫画としての画面作りがしっかりしていて良い。設定を開示するだけではなく、今後は設定を使用して物語を作ってほしい。また、その際はこのジャンルを好んで読んでそうな読者がどうすれば喜ぶかも考えてもらいたい。
オチ含めて王道であり、気持ちよく読める一作でした。勢い重視のようでいて、キャラクターの肉付けもしっかりしているので安心して読み進めることができました。ただ、ところどころ時系列などが分かりにくいコマもあったので、場面の区切りなどは意識してコマのメリハリをつけると良いかと思います。
ツンツン彼氏と可愛げ満載の眼鏡ヒロインとのやり取りが楽しく読める、王道少女マンガだと思いました。少年誌の人間なので、合ってるかわからないですが笑。
キャラクターの好感度が高い作品で可愛らしい表情も見事でした。会話のテンポがよくスラスラと読めた点も良かったです。読切の型は綺麗におさえていたと思うので、演出やセリフで印象に残るものを出せると更に読み応えが出た印象でした。
モテる人間の悩みが丁寧に描かれていて、感情移入もしやすく、男女ともに愛されるキャラクターになっているのではないかと感じます。キャラクターの描写以上に、雰囲気や空気感を感じさせるような、演出などを高めていってほしいです。
少女漫画を彷彿とさせる画風で展開しておきながら、男女両方が楽しめる内容に仕上がっていると思います。絵柄としてもっと「カッコイイ」や「可愛い」が追求できればと思いますが、キャラが立っていたのと、自由度の高い物語の進め方はオリジナリティがありました。
絵や画面作りが少女まんがに合っていました。2人のふれあいでドキドキできるシーンや顔の良さを活かしたシーンといった少女まんが的美味しさも詰められていて◎。テーマ自体は王道なもので新鮮味はなかったので、次はならではのものを見てみたいです。
主要キャラの絵が綺麗だったので背景や他にもこだわってほしかったです。読者がこれから何が起こりそうかという期待を持ちにくい序盤だったので、その点を意識してほしかったです。主題が伝わるのが後になればなる程、読者は思っていたものと違ったと思いがちになってしまいます。
絵が見やすくて綺麗でテンポもいいのがよかったです。自分を買い被って斜に構えたキャラクターの主人公像が面白かったですが、ストーリーとして彼が受け身すぎるので、自分から行動を起こしていくところがあるともう一段階面白くなるのかなと思いました。
少女漫画らしい絵柄がかわいく、人物の髪の毛や瞳などの丁寧で繊細な描き込みに好感を持ちました。生身の人間をBLの資料として眼差すことは、「他の女の子とは違う(友達になれそうな)」海老原さんの人間性の傷になってしまったかな…と感じました。
良い意味でも悪い意味でもセリフと抽象的なイメージに作品を委ねているので、読み手の想像力が刺激されるとも言えますし、ちょっと読み物として物足りなくも感じます。絵の表現力も決して劣ってはいないので、もう少し表現にバリエーションがあってもよかったかもしれません。
雰囲気ある作品だと思います。今作は漫画としての楽しみ方がわかりにくかったですが、表現の幅があったので技術が高そうだと感じました。
日常の何気ないけれど大切にしたいシーンを、覗き見させてもらっているようで、とても心が震えました。ただどうしても断片的になってしまうので、読者としては、もう少し起承転結で見せてほしかったです!
エモい!!詩をよんでいる感覚だけど、演出とセリフでの表現力が高いので、主人公が一人で喋ってるだけでもマンガとして楽しめた。
モノローグと絵の組み合わせでダイジェスト的に伝える雰囲気がすごくうまいと思いました。片思いの話だからか、含みのある視線の作り方も巧みです。もう少し長い話の時には中身をどれだけ充実させて見せられるのかが気になりました。大きな話を短くまとめる技術はとても高いと思います。
短いページ数で叙情的に見せるセリフ運びと絵の見せ方はとても良かったです。気になるところをあえて挙げるとすれば、もっと続きを見せたり、内容の掘り下げがあった方が読後感にてもっと満足する作品になったと思いました。断片的ではなく、現状よりも踏み込んだキャラの言動があればなお良かったです。
観覧車を舞台に、甘酸っぱい思いがあふれてくる、とても雰囲気のある作品でした。ページ数が少ない中で、コマ割りにも工夫があり、オリジナリティが出ていると思います。
丁寧な感情描写が魅力的でした。絵のタッチと作品全体の雰囲気がピッタリと合っていたところも良かったです。言葉選びも巧みで作家さんの感性が見えた作品でした。印象に残る絵がセリフにはまるともっと読み応えが生まれる印象でした。
私小説のような詩のような独特のリズムで綴られる作品で、1ページごとに味を噛みしめるような趣がありました。ただ現状では「漫画」として楽しむための要素が足りないな、と…個人的にはキャラクターの視点や心情がもっと込められると、よりエモくなったのではないかと思います。
綺麗に丁寧に心情を描いていると思いました。しかし、マンガとしての旨みがあまりないように感じました。正直、文字としての詩とあまりかわらなくなってしまっているので、もっと絵を武器に心情やシーンを印象的に描く意識が欲しかったです。
やわらかな絵柄と、モノローグで綴られた観覧車のエモさが合っていて素敵でした!映画的に展開されていく画面の演出が魅力的で、お話の筋が太くなくても最後まで読ませる力がありました。しっかりと筋がある、物語然としたマンガも読んでみたいです!
良い意味でも悪い意味でもセリフと抽象的なイメージに作品を委ねているので、読み手の想像力が刺激されるとも言えますし、ちょっと読み物として物足りなくも感じます。絵の表現力も決して劣ってはいないので、もう少し表現にバリエーションがあってもよかったかもしれません。
観覧車を舞台に、甘酸っぱい思いがあふれてくる、とても雰囲気のある作品でした。ページ数が少ない中で、コマ割りにも工夫があり、オリジナリティが出ていると思います。
雰囲気ある作品だと思います。今作は漫画としての楽しみ方がわかりにくかったですが、表現の幅があったので技術が高そうだと感じました。
丁寧な感情描写が魅力的でした。絵のタッチと作品全体の雰囲気がピッタリと合っていたところも良かったです。言葉選びも巧みで作家さんの感性が見えた作品でした。印象に残る絵がセリフにはまるともっと読み応えが生まれる印象でした。
日常の何気ないけれど大切にしたいシーンを、覗き見させてもらっているようで、とても心が震えました。ただどうしても断片的になってしまうので、読者としては、もう少し起承転結で見せてほしかったです!
私小説のような詩のような独特のリズムで綴られる作品で、1ページごとに味を噛みしめるような趣がありました。ただ現状では「漫画」として楽しむための要素が足りないな、と…個人的にはキャラクターの視点や心情がもっと込められると、よりエモくなったのではないかと思います。
エモい!!詩をよんでいる感覚だけど、演出とセリフでの表現力が高いので、主人公が一人で喋ってるだけでもマンガとして楽しめた。
綺麗に丁寧に心情を描いていると思いました。しかし、マンガとしての旨みがあまりないように感じました。正直、文字としての詩とあまりかわらなくなってしまっているので、もっと絵を武器に心情やシーンを印象的に描く意識が欲しかったです。
モノローグと絵の組み合わせでダイジェスト的に伝える雰囲気がすごくうまいと思いました。片思いの話だからか、含みのある視線の作り方も巧みです。もう少し長い話の時には中身をどれだけ充実させて見せられるのかが気になりました。大きな話を短くまとめる技術はとても高いと思います。
やわらかな絵柄と、モノローグで綴られた観覧車のエモさが合っていて素敵でした!映画的に展開されていく画面の演出が魅力的で、お話の筋が太くなくても最後まで読ませる力がありました。しっかりと筋がある、物語然としたマンガも読んでみたいです!
短いページ数で叙情的に見せるセリフ運びと絵の見せ方はとても良かったです。気になるところをあえて挙げるとすれば、もっと続きを見せたり、内容の掘り下げがあった方が読後感にてもっと満足する作品になったと思いました。断片的ではなく、現状よりも踏み込んだキャラの言動があればなお良かったです。
第2回も優れた作品が多く集まったことを受けて、第3回の開催が決定しました!
開催の時期は今年の秋頃を予定しています。
詳細が決まりましたらマンガノ上であらためてアナウンスいたします。