タテの国

タテの国

2019年1月〜2021年4月までジャンプ+で週刊連載。
全120話。

元々ジャンプルーキーに趣味で投稿した漫画でして、
「無限に縦に長い世界で天から落ちてきた少女に出会う」というイメージって
縦読み漫画に合うじゃん!って思いスタートさせたのですが、、
当初は自分でも全貌は分かってませんでした。
「オメガ」という名前の由来(ティプラーのオメガ点から取ってます)や、
3話に登場する宇宙船から、漠然としたイメージはあったものの、
それ以上は作者にも全くの未知でした。
あくまで好きなものを気ままに描くノリでした。

ところが、ありがたいことにジャンプ+で正式に連載(しかも自分で絵、、、)
させて貰えることになり、そこで初めて全体像を練りました。
・なぜ長い世界なのか?
・オメガは一体何者なのか?
・ルスカは何者なのか?
等々
「ウミガメのスープ」というゲームがありますが、あんな感じで原因を掘り下げて、
ある程度の大筋は決まり、連載をスタートしたのですが、
キャラクター達はまったくもってゴールになかなか辿りついてくれなかったですね!
無事にたどり着けてホッとしていますよ。。
(特にピーピーの世界がやばかったです。ほんとに出れるのかと思いました。)

キャラクターの感情を描くことが、連載していく上で重要と思いつつも、
自分が普段感じているテーマといいますか、
世界ってそもそも何なの?(特に無限について)とか時間とは?心って何?
なども隙あらば滑り込ませて描けたのも
ちょっと自己満足かもしれないですが、良かったです。

今思えば色々ああすれば良かったとか、なくはないですが
(特に画力はスタート前にもっと鍛えれば良かった。。。。)
自分が描きたかったことは描き切れたかなと思います。
あまり芳しくない閲覧数だったのに、
最後まで描く事を許してくれたジャンプ+編集部には本当に感謝です。