運命の道成寺

運命の道成寺

今昔物語集 第十四「道成寺」
旅の僧が宿を借りたのは、未亡人の女が住む家だった。僧に惚れた女は彼に迫る。しかし僧は宿願があり熊野に詣でる途中、と言って女を拒む。諦められない女に、僧は「熊野に参ってから戻る」と約束してしまう。
とはいえ僧は女の気持ちに答えることができないので、約束を反故にして逃げてしまう。それを知った女は怒り、蛇へと身を変えて男の後を追いかける。
女の接近を感じた僧は道中の道成寺の鐘の中に隠れるも、女に見つかり、鐘の外から燃やされて、灰になって死んでしまう…。

ここまで道成寺伝説。
で、もし、これが運命だったとしたら?

道成寺の自己解釈です。
2018年同人誌で出版