淫らな雛は春を売る

淫らな雛は春を売る

比予森は身体を売って生きている。"雛"という名前のときだけ、誰かに必要とされている。けれど、クラスメートの硲に出会い、その考えは幻想だったと知る。初めての友だち。初めての感情。初めてできた――好きな人。硲に惹かれ、段々と感情を表に出せるようになる比予森。だが、仕事を辞めたのかと聞かれ、咄嗟に口から出た嘘。その嘘が、お互いを傷つけるとも知らずに…。

出版社 ‏ : ‎ 一迅社 (2017/9/15)
発売日 ‏ : ‎ 2017/9/15