彼方此方で逢いましょう

彼方此方で逢いましょう

「そんなに容易くほどける衣で、私以外の前に立ってはならぬ」
悩める華道家元次期当主・沙羅はある日、鏡の向こうの花咲き乱れる“異世界”で、
目を見張るほどの美貌を持つ褐色の青年と出会う。自らを「次期国王」と名乗り馴れ馴れしく接してくる青年に反発する沙羅だが、青年が自分とよく似た悩みを持つことを知り、徐々に心を開いていって――。
「あちら」と「こちら」に隔てられた、運命の“異世界”トリップ・ラブ!