夏休み編
久しぶりに再会した幼なじみは、相変わらず小さくて可愛らしい......はずだった。ひと夏の帰省、それは甘酸っぱい思い出になるはずが、彼女の身体に訪れた”異常な成長”によって、忘れられない記憶へと変わる。会うたびに伸びていく身長。最初は微笑ましい成長期だと思っていたが、あっという間に目線は同じ高さになり、そして彼は見上げることしかできなくなる。大きくなるのは身長だけではない。身体つきも、自信も、そして彼に対する態度も。かつて守るべき存在だった少女が、圧倒的な存在感で見下ろしてくるようになった時、少年は何を思うのか。ひと夏で少年と少女の関係性が完全逆転する、成長フェチズムの決定版