親愛なるジーンへ (2)

親愛なるジーンへ (2)

NYの弁護士・トレヴァーと元アーミッシュの大学生・ジーンが同居して2年。
ジーンはカナダの大学教授が自身のエッセイに興味を持ってくれたことを知る。
優しく頼りになる恋人との愛に溢れた暮らしに不満はなかった。

でも、NYは故郷ペンシルバニアからたった200マイルの場所でしかない。
もっと広い世界を見たい、カナダで学びたいという気持ちは日ごとに募っていった。
ジーンの物思いに気づいていたトレヴァーは彼の選択を祝福するが、内心穏やかではいられず……。

――そして1992年。
トレヴァーの甥・ジーンは手記を読んでいることが伯父にバレてしまい――!?