致死量の幸福

致死量の幸福

あんたが生きてると、俺はずっと苦しい。

幼なじみの兄ちゃんは、どうしようもないクズで、その上死にたがり。
何度も、何度も、何度も。離れたいと思っているのに。
兄ちゃんといたら、幸せになれないことなんて、わかってるのに……。
どうして俺は離れられないんだろう。

各々の愛のカタチを描いた、優しくも哀しい珠玉の短編集。

《収録》
「致死量の幸福」
「黒髪の思い出」
「目には目を」
「チョークの家」
「できそこないロボット」
「シェア・ハピ!」