珈琲店サンヴィタリア

珈琲店サンヴィタリア

2021年10月に集英社のジャンプ+にweb持ち込みした作品になります。

この作品を作るにあたって、とにかくサンとシュンの絡みをクスッとでも笑えるものにすることを第一に考えて制作しました。また、悪魔系のキャラのデザインにはかなり力を入れました。悪魔系のデザインを持つキャラクターは人気なため数が多く、それらと差別化を図るために、悪魔の特徴の一つである角の部分を髪の毛で表現したり、ペストマスク+スーツというゴシック調をイメージしたデザインを施したりしました。そして、物語の冒頭では「力=お金や権力、があれば望むものが手に入る」という考え方を教えられたサンが、「力が無くても望むものが手に入る場合がある」ことに気づき、力を拒否するというシーンを描くことで、「力=お金や権力がすべてではない」というメッセージを伝えられたのではないかと思います。
 この作品を通して、少しでも読んでよかったなと思ってくだされば、作家冥利に尽きます。